川を渡るぼんでん

川を渡るぼんでん

大仙市大曲地域花館地区の各町内の当番の家を出発したぼんでんは、ほら貝の音も高らかにぼんでん唄を歌いながら、町内をまわる。一の鳥居前でもみ合いをした後、川舟で雄物川を渡り、標高約207mの伊豆山山頂にある伊豆山神社に奉納する。数あるぼんでん奉納行事の中で川を渡るのはここだけである。雪山を背景に、川舟で雄物川を渡る十数本のぼんでんの姿は、一面の銀世界と川面に映るぼんでんの色彩によって、見るものを幻想的な世界に誘う。