比内鶏

比内鶏

胸を張り尾羽を持ち上げた姿は、短い黄色の脚でまとまり、全体が優美なV字型となり、とりわけ美しい姿の雄は、とさかと呼ばれる三枚冠と顔面が鮮やかな赤色をなし、後頭部から胸、背にかけて赤笹と呼ぶ赤褐色の羽毛が特色。 比内鶏の一番大きな特色は、風味と香気をそなえた肉の優れた味にあり、肉の組織、脂肪の具合が野生のヤマドリに似て、噛みしめるほど味が出る。郷土料理きりたんぽに欠かせない存在だが、現在は天然記念物に指定されているため食用にできない。 代わりに、比内鶏原種の父親と、アメリカ産ロード・アイランド・レッドの母親