樹齢約700~1,000年と伝えられる、巨大な欅(けやき)。5本の幹に分かれていて、主幹は直径2.5m、樹高23mほどある。
この欅の根元部分の周囲に発育している多数の瘤は「おっぱいの神様」として信じられていて、乳のでない産婦が、白布で作った細長い小袋に白米を入れたものをこの瘤に供えてお祈りをし、それを持ち帰って炊いて食べると乳が出るようになると伝えられている。
5本の幹の中で一番太い幹は、昭和30年代に幹の中間部にスズメバチの巣でき、その駆除のため火をつけたことから樹勢が弱まって、昭和40年代半ばには根