東北地方の背骨とも言える奥羽山脈は、日本海と太平洋とを分ける大分水嶺です。降った雨が日本海の水になるか、太平洋の水になるかの境目のことを大分水界というが、それが山脈の屋根にある場合、大分水嶺と呼びます。堺田駅前広場の用水路では、平坦な場所にある分水嶺は全国的に珍しく、東西の海へと分かれる分岐点を目の前に見ることができます。
東側(宮城県)は江合川、旧北上川を経て116Kmを下り、宮城県石巻市の太平洋へ。西は小国川、最上川を経て102Kmを下ると山形県酒田市の日本海へ注ぎます。また、重要文化財である旧有路家