県指定無形民俗文化財。
鹿子踊は、7人の踊り手と2人の地方で構成されます。
踊り手はカモシカをかたどった鹿子頭に膝まで垂らした袋状の幕を付けて、腹に羯鼓と呼ぶ小太鼓を抱えて踊ります。主役は中鹿子で、両脇には勝鹿子と負鹿子が、その後ろに前舞子・後舞子が2人ずつ4人が付くという隊形をとり、この7頭が絡み合う「狂い」という場面がクライマックスになります。地方は垂れ布の付いた饅頭笠をかぶり、着流し姿で太い竹で作った「ささら」という楽器をすり鳴らしながら御詠歌調の唄を歌います。
この鹿子踊は、鹿子が背負っている幟の