木造十六羅漢像

木造十六羅漢像

 新庄藩主の菩提寺でもある瑞雲院には、江戸中期の作で等身大極彩色の十六羅漢が祀られています。これを奉納したのは、元禄のころ、新庄で指折りの豪商だった亀屋勘太夫の養女、ろんという娘であるといわれています。  瑞雲院十六羅漢は、ろん女が京都に上って仏門に入ったのち、故郷の新庄に帰るときに京都で購い招来したものと伝えられています。