旧矢作家住宅

旧矢作家住宅

【国指定重要文化財】旧矢作家住宅については史料がなく、住宅の建立年代など明らかではない。  建物の規模からは一般農家と見られ、構造手法などから建立は18世紀中頃と推定される。19世紀初項に中門部分の建て替え、明治中項と大正初期に改造増築が加えられていたが、古い形に復元された。  構造は、上・下屋からなり、上屋柱がほとんど省略されていない点が注目される。この上屋柱は座敷(下のでん)を除き、断面多角の材を斧(おの)または手斧(ちょうな)で仕上げてあり、意匠的効果もあげている。  このような意味で矢作家住宅は、