鶴岡市温海地域の山五十川地区に伝わる能楽で、地域に伝わる文献では貞観8年(866年頃)に「謡」、「切り能」、「恋慕の舞」などが、寛永年間(1624~43年)には天龍上人から「座揃囃子」、「道行きの囃子」を教え伝わったとされています。
謡は観世流ですが、「座揃囃子」と「恋慕の舞」は全国でも珍しい特色をもっています。
巻物、能面等十数種あり、毎年の正月(12月31日夜)のお能開きと、5月3日の氏神の祭典及び11月23日の秋祭りに奉納します。
櫛引地域の黒川能とも深い関わりがあるといわれています。明治30年頃ま