成島焼和久井窯

成島焼和久井窯

成島焼は、米沢藩中興の祖・上杉鷹山公が藩財政を支えるため、今から200年位前に殖産興業の一環として焼物を焼かせた事に始まり、明治末に瀬戸物に押されて途絶えた。昔から今泉山から良質の陶土が出ると伝えられている。昭和12年、山形の平井清水焼の経験をもつ和久井利蔵が、今泉山の陶土に着目し、土管・瓦の製造を始め、今日に至っている。長年の試作を行い、成島焼の特徴を再現した復興成島焼が出来上がった。現在は、芸術作品として制作を行っており、工芸技術として市技芸に指定されている。コバルト色が特徴のとても美しい焼き物。