昭和10年6月末から7月にかけてあつみ温泉を訪れたさいに歌を残しています。昭和17年刊行の遺歌集「白桜集」の中に、「越より出羽へ」と題し十首収載されています。 「朝市の始まりぬとて起されるほととぎすなど聞くべき時刻」「さみだれの出羽の谷間の朝市に傘して売るはおほむね女」「二日して湯の香混じりの五月雨に馴れし出羽の温海山かな」その中の一首「さみだれの出羽の谷間の朝市に傘して売るはおほむね女」が歌碑に刻まれています。
山形県
トラベルjp<たびねす>