山刀伐峠は、最上町と尾花沢市を結ぶ峠のひとつ。 標高は470メートルにすぎないが、北の最上町側は急峻で、南の尾花沢市側は比較的なだらかな地形をなしている。 この形状が昔、山仕事あるいは狩の際にかぶった「ナタギリ」という冠物の形に似ていることから、峠名が発生したと言われている。 山刀伐峠は、中世からの南部地方(現在岩手県と青森県の一部)と最上(現村山、山形方面)を結ぶ要路であったと伝えられている。 天政8年(1580)には、山形城主、最上義光の軍勢がこの峠を越えて、時の小国(最上町)領主、細川氏
山形県
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