酒田を代表する廻船問屋「鐙屋」は、酒田三十六人衆として町政にも参画し、江戸時代の日本海海運の大きな役割を担っていました。その繁栄ぶりは、井原西鶴の「日本永大蔵」にも記されるほど。国指定史跡となっている家屋は、弘化2年(1845)の大火の直後に再建されたものといわれ、当時の庄内地方で広く用いられていた「石置杉皮葺屋根」の典型的な町屋造りで、平成10年に修復作業を終えてから一般公開されています。
山形県
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