茅葺き屋根の古き良き里山が残っていた!南会津・前沢曲家集落

茅葺き屋根の古き良き里山が残っていた!南会津・前沢曲家集落

福島県南会津の山奥にある「前沢曲家集落」。曲家と呼ばれる茅葺き屋根の民家が並ぶ集落なのですが、観光地として整備される事なく、現在も普通に住人が生活している現役の集落なのです。その光景は、唱歌「故郷」を聞いて思い描く、古き良き里山がそのまま広がっています。そんな誰しもが懐かしい気持ちになれる、素朴で小さな集落をご紹介します。前沢曲屋集落は、深い山々に囲まれた素朴で暖かい雰囲気の集落。清流の川や、その先に見える茅葺き屋根を見ていると、まるで昔の山里へ迷い込んだ様な懐かしい気分に。不思議と心が安らぎます。十数軒残る茅葺き屋根の民家は、保存や観光目的では無く、現在でも人々が普通に生活し現役である事が凄いところ。この様な集落がまだひっそりと残っているのです。この貴重な集落は、2011年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。前沢曲家集落の茅葺き屋根住宅は、写真の様にL字形をした「曲家」と呼ばれる建物が特徴です。玄関のある手前側で牛や馬を飼い、奥側が人の生活スペースという間取りで、人と牛や馬が同じ屋根の下で暮らしていました。明治40年、集落は大火に遭い全戸消失してしまいます。その後、同一の大工集団によって一斉