青森県
トラベルjp<たびねす>
本州最北端に位置する下北半島。四方を海に囲まれ、様々な景勝地が存在し、2016年9月にジオパークに認定されました。下北には日本三大霊山の一つ「恐山」がありますが、今回、まるで神がつくったかのようと言われる奇岩が立ち並び、独特の霊験あらたかな空間の「仏ヶ浦」、ゆったりとした自然の中で生きる青森県天然記念物・寒立馬のいる「尻屋崎」、その他下北半島の豊かな自然が創りだすジオサイトをご紹介いたします。佐井村南部にある下北半島を代表する観光名所。約2kmに渡り海岸線沿いに仏像を思わせる白緑色の奇岩が連なっており、天然記念物に指定されています。長い月日をかけ創りだされたその景色は、壮大で神秘的。それぞれの奇岩には如来の首、五百羅漢、一ッ仏、 親子岩、十三仏、観音岩、天竜岩、蓮華岩、地蔵堂、極楽浜など仏教や霊界を連想させる名前が付けられ、仏ヶ浦はその総称です。仏ヶ浦には地蔵菩薩が祀られており、海岸の数カ所に石の地蔵様が鎮座しています。 毎年7月の「仏ヶ浦まつり」では、地元の女性たちが十三仏のご詠歌を唱え、長い数珠を十数人で繰るという風習も。この世で亡くなった者は仏ヶ浦を通って旅立つ、という三途の川を連想させる言い伝えもあり