温湯と言ってもヌルくない!青森・温湯温泉の鄙びた魅力

温湯と言ってもヌルくない!青森・温湯温泉の鄙びた魅力

青森県黒石市には、多くの温泉が点在しています。その内の一つ、「温湯(ぬるゆ)温泉」は、古くから湯治場として、ひっそりと栄えてきました。今でもその名残は色濃く、珍しい"外湯"文化も残るほど。地域の名刹を訪ねるも良し、町の風情を感じるも良し、旅のプランはお好み次第です。青森県中部に位置する黒石市。同市には、温湯をはじめ落合、板留、青荷など、風情を醸す温泉が点在しています。それらを総じて「黒石温泉郷」と呼ぶケースもあり、湯治客から鄙びた温泉の愛好家まで、幅広く人気を集めているのです。なかでも温湯温泉の情緒は全国屈指!400年以上前、鶴が傷を癒していたことに端緒を持つ、歴史の深い温泉地なのです。街並みを見ても決して華美でなく、実に落ち着いた雰囲気。ホッと心が安らぐのは、懐郷を感じるためでしょう。温湯温泉に車でアクセスする場合は、東北自動車道「黒石」インターを利用すると便利です。公共交通機関の場合は、東北新幹線「新青森」駅などを経由し、弘南鉄道「黒石」駅下車です。先述のとおり、温湯温泉は鶴により発見された温泉です。そのため、古くから"鶴の名湯"との別称を取ってきました。温泉街の中心は、立地面でも役割の面でも、共同浴場「