仏都会津を感じる法用寺で会津五桜「虎の尾桜」と木造三重塔の共演

仏都会津を感じる法用寺で会津五桜「虎の尾桜」と木造三重塔の共演

福島県の法用寺は、720年に創建された名刹です。会津美里町の高台にあり、1780年に完成した高さ20メートルを超える三重塔がそびえ立ちます。三重塔からは、会津盆地を一望でき、仏都会津を感じることができます。さらに境内には、会津五桜の一つである「虎の尾桜」があり、特徴ある花弁は必見です。また、近所の、悲恋伝説が残る「米沢の千歳桜」は、ぜひ一緒に眺めたい桜です。会津の遅い春を彩る桜を楽しみましょう。天台宗雷電山法用寺は、会津三十三観音第29番札所。会津で最古級の寺で、徳一大師が恵日寺を開き、会津で仏教を本格的に広める前は、会津の仏教文化の中心といえるほど栄えていました。会津盆地の西側の会津美里町に位置し、アクセスは、車では、磐越自動車道 新鶴スマートインター(ETC専用)より約10分、または会津若松インターから車で約30分。鉄道では、JR只見線根岸駅から徒歩約30分、または会津高田駅から徒歩約40分。仁王門の両側には、口を開いた阿行(あぎょう)・口を閉じた吽行(うんぎょう)の木造金剛力士像本来が安置されていました。しかし、類焼を逃れるため、国指定重要文化財の現物は観音堂内に安置され、パネル像が出迎えてくれます。平