縄文晩期の最後を飾る津軽「亀ヶ岡土器文化」遮光器土偶は中空だった!

縄文晩期の最後を飾る津軽「亀ヶ岡土器文化」遮光器土偶は中空だった!

青森県には縄文遺跡が多くありますが、縄文晩期を飾る遺跡として「亀ヶ岡遺跡」があります。宇宙人?としても有名な“遮光器土偶”が出土した事で有名です。この土偶、実は“中空”でした。何故でしょう?またこの遺跡から出土した土器には色付けされた文様がある事も大きな特徴です。世界遺産に暫定候補登録された遺跡、ここで縄文時代最後の美を堪能して下さい。世界最古の土器が日本から出土しているのをご存じでしょうか?青森県の津軽半島、外ヶ浜にある遺跡から約1万6千年前の土器片が出土し、これが最古(の1つ)とされているのです。津軽には随分古くから土器文化があったものですが、津軽半島の周りからは、三内丸山遺跡を中心とした土器文化や、半島の反対側から、今回紹介する縄文時代晩期の“亀ヶ岡”式といわれる土器文化圏があり、青森は縄文文化の中心地の1つであったといっても言い過ぎではありません。亀ヶ岡土器文化の代表はなんといっても“遮光器土偶”(写真:後述の「カルコ」展示品)です。北極のエスキモー(イヌイット)達が光の照り返しを防ぐために使用する遮光器を眼に装着したような形をしているのが特徴です。この形から、宇宙人だという説も一部で流布されてるよう