日本人の心の故郷!古き街並みを守り続ける会津「大内宿」

日本人の心の故郷!古き街並みを守り続ける会津「大内宿」

福島県会津郡の「大内宿(おおうちじゅく)」は、「重要伝統的建物群保存地区」に指定された、古き良き日本の家屋が現存する場所として、国内外から多くの観光客が訪れています。多くの人々の心を掴む美しい伝統的な街並みは、そこに住む多くの人々の努力によって大切に守られています。そんな人々の努力の結晶「大内宿」を早速ご紹介しましょう!大内宿は、会津城下から現在の栃木県日光市を結ぶ「下野街道(会津西街道)」の会津城下から見て3番目の宿場町です。下野街道は会津藩などの参勤交代や、年貢米の輸送、他藩や江戸との物品の貿易路として利用されてきましたが、1720年の「村鑑」によると、「農間余業として男は駄賃稼ぎ、女は布木綿を織り、商人衆は少し通るけれど、賑やかな宿場ではない」と記され、半農半宿の宿場だったそうです。そんな大内宿も1884年の三方道路の開削の煽りを受け宿場機能を失った結果、大内宿は衰退することになります。1971年に大川ダム、1974年に大内ダムの建設工事が開始され、住民は工事の従業収入やダムの補償金を得たことから、大内宿近郊でも茅葺屋根のトタン化や家屋の改築が進みましたが、大内宿が「重要伝統的建物群保存地区」に指定され