ボロ宿マニア歓喜!自炊専門の福島「横向温泉・中の湯旅館」で本物の湯治を体験しよう

ボロ宿マニア歓喜!自炊専門の福島「横向温泉・中の湯旅館」で本物の湯治を体験しよう

東京から最も近い東北・福島県。福島市と裏磐梯の間に位置する土湯峠周辺には、湯量豊富で個性豊かな温泉地が密集していますが、土湯峠を下った西の外れに、地元の人にもあまり知られていない「横向温泉」という宿が3軒だけの小さな温泉地があります。今回はそのうちの一軒で、お湯の良さと料金の安さに加え、朽ち果てそうな建物が一部のマニアから絶大な人気を誇る「中の湯旅館」をご紹介します。福島市と裏磐梯を結ぶ国道115号線沿いには土湯峠は、県内屈指の人気温泉地が密集し、夏は登山、冬はウィンタースポーツの拠点としても人気で、一年を通し大変な賑わいを見せています。この土湯峠の西側の峠を下りきったあたりに見えてくる、巨大なホテルの廃墟が建つ寂れた一帯。ここが横向温泉です。廃墟の前を通過するとすぐに、一瞬こっちも営業していないんじゃないかと不安になるような外観のホテル「森の旅亭 マウント磐梯」が建っていますが、こちらは古いだけで現在も営業されています。横向温泉には3つの源泉があり、それぞれ上の湯・中の湯・下の湯と呼ばれていて、マウント磐梯が所有するのが上の湯。中の湯旅館はまんま中の湯で、下の湯は滝川屋という宿が管理しています。中の湯旅館は