"ファミコン"ってなに? 福島飯坂「橋本館」は情緒あふれる昔ながらの温泉宿

日本最古の歴史と伝統を誇る「飯坂温泉」。温泉郷入り口の飯坂温泉駅から徒歩一分という至極のロケーションに建つ大正八年創業の老舗旅館「橋本館」は、アンティークな家具に囲まれ非日常が感じられる旅館として人気があり、多くの芸能人も訪れています。数々のレトロな家具がいたる所に飾られていますが、中でも究極は"ファミコン"。今や死語となったファミコンで遊べる、日本でもここだけ?という「橋本館」をご紹介します。福島の奥座敷と言われる飯坂温泉は、JR福島駅から福島交通飯坂電車で約25分。終着駅の飯坂温泉駅でホームに降り立てば、どこからともなく硫黄の香りが漂ってくる温泉一色のまち。日本最古の歴史を誇ると言われ、ヤマトタケル伝説にも登場したこの温泉は、2世紀頃からの記録があると言われており、宮城県の鳴子温泉、秋保温泉と共に奥州三名湯に数えられている、東北でも有数の規模を誇る温泉街です。飯坂温泉駅前には松尾芭蕉の銅像と与謝野晶子の句碑が並び、芭蕉の背中越しに見える昔ながらの木造の旅館が「橋本館」。旅館へは駅から徒歩一分。まちを二分する様に流れる摺上(すりかみ)川にかかる十綱(とつな)橋を渡ればそぐそこに玄関があります。昔ながらの玄関