跳人になって跳ねまくる!青森の夏といえば「ねぶた祭」

跳人になって跳ねまくる!青森の夏といえば「ねぶた祭」

青森の夏を彩るもの、それが豪快な「ねぶた祭」です。毎年、ねぶた祭が終わり、秋になるとレイアウトを考え始め、冬から春にかけて全体像を作り、その後数カ月で細部にわたって作られます。待ちに待った「ねぶた祭」が開催される毎年8月の第一週、青森市が静かになることはありません。そして、ねぶたに欠かせない跳人。「ねぶた」と「跳人」について知っておきましょう。青森県青森市で開催される「ねぶた祭」の期間中、世界中から観光客がやってきます。2015年度の来場者数は約269万人!人口約30万人の青森市において、約1週間の開催でこの人数が集まるのですからすごいことになるのです。ところで、ねぶたの起源は色々と言われていますが、中でも有名なものが坂上田村麻呂伝説です。征夷大将軍の坂上田村麻呂が敵を油断させるため、燈籠・笛・太鼓を使っておびき寄せたというものですが、これは歴史考証からも否定されています。有力な説ですが、日本全国に残っている灯篭流しの灯篭が巨大化したもの、それが「ねぶた」であるというものがあります。文政年間になると「人形ねぶた」と呼ばれたものが出てきました。これが明治期に入り、高さが増して20mに達するようになります。この辺