トド寝って知ってる?青森「古遠部温泉」は入浴者がさっぱり上がらないと噂に

トド寝って知ってる?青森「古遠部温泉」は入浴者がさっぱり上がらないと噂に

トド寝ってご存知ですか?温泉ファンの間では、浴室の床に寝転がって掛け流されてくるお湯を浴びてトドのようにごろごろと過ごすことをそう呼びます。そのトド寝という言葉が生まれた温泉が青森と秋田の境、碇ヶ関に湧く秘湯・古遠部(ふるとおべ)温泉!これでもかと贅沢に溢れる源泉、入浴した人がさっぱり上がろうとしないお風呂、わけあって宿泊のチェックイン時間は午後5時厳守!そんな独特な古遠部温泉の魅力を探ります。青森県と秋田県の県境・碇ヶ関。この辺りは元々、陸奥国津軽藩の碇ヶ関御関所があった場所であり、黒鉱などを産出する鉱山も多い環境にあります。平川の支流の沢沿いに建つ古遠部(ふるとおべ)温泉は、途中の道路は未舗装、携帯電話・スマホの電波も繋がらないというなかなかの秘湯っぷり。それはすなわち本物の自然に囲まれているということでもあります。しかしそれだけ不便な地にありながらも、お湯の良さから足を運ぶ人は絶えず、いつもお風呂はほぼ満員。大盛況です。東日本大震災前はまったく宣伝ということをしていなかったこの古遠部温泉。やってくるお客さんはほぼ口コミと地元の人ばかりでした。温泉ファンの間では既によく知られた温泉でしたが、震災後にテレビ