青函連絡船に思いを馳せて〜津軽海峡をフェリーで旅しよう

青函連絡船に思いを馳せて〜津軽海峡をフェリーで旅しよう

今や新幹線が海底トンネルを走る津軽海峡。青函トンネルがなかった時代は、青森駅と函館駅に接続して、「青函連絡船」が人や物資、鉄道車両や貨車の輸送を担っていました。鉄道連絡船こそなくなりましたが、現在でも津軽海峡は多くの船舶が行き交う交通の要衝です。今回は、かつての青函連絡船に思いを馳せて、青森から函館までを、青函トンネルを通らずに海峡上を旅してみましょう。津軽海峡を船で渡る前に、青森駅に立ち寄ったならぜひ、かつての連絡船桟橋に今も係留されている「八甲田丸」を見ておきましょう。約8300トンの巨船は、現在は「メモリアルシップ八甲田丸」として、海上博物館になっています。青函連絡船は、鉄道車両や貨車、そして鉄道利用客を運搬する船でした。青森・函館間を1日におよそ8往復、片道3時間50〜55分で結んでいました。青函トンネルが開業した1988(昭和63)年に、その役目を終えています。八甲田丸の内部に入ってみると、現役当時の青函連絡船の様子を良く知ることができます。船内は、ほぼ鉄道連絡船当時のまま。現役当時、旅行客は立ち入りできなかった1階の車両甲板も見学可能!貴重な鉄道車両や貨車が数両留置・保存されています。時間があった