長さ30cm!?密かにブームの大鰐温泉もやしとは

長さ30cm!?密かにブームの大鰐温泉もやしとは

青森県、大鰐

青森の大鰐は温泉の街になります。その青森の大鰐町の大鰐温泉を利用して作られてきた伝統野菜の大鰐温泉もやしがあります。
350年以上も前から大鰐温泉もやしは作られてきたのでした。その長い歴史と伝統を代々地元の生産者だけがその栽培を継いできたことで口外されることなく続いてきたのですが、近年ではその後継者を絶やさぬために若い人にその栽培法が受け継がれるようになってきました。

大鰐温泉もやし

その独特の芳香とシャキシャキとした歯触りや味の良さ、また、品質の良さで人気が高いのです。
今日、大量生産されているもやしは水耕栽培されているのですが、大鰐温泉もやしは30㎝くらいの穴を掘った室の中で種を蒔き藁で光を遮って保温をして1週間程度かけて栽培される土耕栽培です。その長さが30㎝にもなるもやしです。

室の地中には温泉のパイプが通っていて、その温度は25℃以上まで温められています。水やりやその収穫後の洗浄をする時にも温泉を使って、水道水を一切使わずに温泉だけを使って、大鰐町の在来の大豆を使い、無化学肥料、無農薬で栽培されているものです。

カロリーは低く、栄養価の高いもやしは健康志向の現代で多くの人に喜ばれるものとなっています。
青森大鰐町でしか作ることができない特産品となっているもやしです。朝採れたものをその日のうちに消費されるという、新鮮なものを新鮮なうちに消費するという地産地消が伝統的に行われてきている自慢の特産品です。