青森の伝統芸能「ねぷた」と「ねぶた」どう違うの!?

青森の伝統芸能「ねぷた」と「ねぶた」どう違うの!?

誰でも知っているねぶた

青森県にはとても有名なお祭りである、ねぶた祭りがあります。青森や弘前で行われるものは全国的に有名で、祭りのたびにニュース等に取り上げられるため、どんなものなのか大体のイメージを持っている方が多数だと思います。詳しく説明すると、この祭りは八月上旬ころに行われる祭りで、大きな掛け声に合わせて巨大な山車燈籠を引いて、街中を練り歩くというものです。名前の由来については諸説ありますが、七夕などというのが語源になっているという説があります。

ねぶたとねぷた?

しかし、一部の人はねぷた祭りというのも聞いたことがあるかと思います。この二つの違いについて説明します。時々この二つの違いはそれぞれ引き連れる人形の形が違うと言われることがあります。
しかしそれは間違いなのです。この二つの両方で人型のものも扇型のものも引き連れるため、これらの差異ではありません。結局何が違うのかというと、割りと広い地域でこの祭りが行われているため、方言の訛りによって発音が変わったという説が濃厚です。
ただでさえ東北の方言の訛りがきついため、それが影響したのだろうと考えられています。非常に大雑把に分けると、青森市周辺や下北などで行われているものは「ねぶた」と呼ばれて、弘前などを含む津軽の方では「ねぷた」と呼ばれる傾向にあります。しかしこれらはあくまで傾向なので、近い地域の祭りでも異なることが多々あります。よって、ねぶたとねぷたの違いはほぼ無いと言えるでしょう。