ラーメンだけじゃない!福島県・喜多方の寺社をめぐる旅

ラーメンだけじゃない!福島県・喜多方の寺社をめぐる旅

福島県・喜多方と言えば、日本三大ラーメンである「喜多方ラーメン」と、建ち並ぶ蔵で知られている有名な観光地です。ですが喜多方の魅力はそれだけではありません。すぐれた文化財を持つ寺社がここには多く点在しているのです。今回は、喜多方駅から少し離れたところにある魅力的な神社とお寺を紹介します。車でいくのも良いですが、駅前でレンタサイクルを借りて田園風景の中のんびりお寺や神社を回るのもお勧めです。喜多方といえば蔵が多い町ですが、これから紹介する新宮熊野神社と慶徳稲荷神社にいく時は蔵の建ち並ぶ町中ではなく、田んぼの間を進むことになります。田んぼの間といっても舗装路なので自転車でも楽々です。天気のいい日に田んぼの間を自転車でかけ抜けるのは爽快ですよ。駅から自転車で20分ほど走ったところに新宮熊野神社があります。ここは天喜3年(1055年)に源頼義とその子義家が、和歌山県の熊野三山から分霊して作ったと言われる古社です。巨大なしめ縄が印象的な古めかしい鳥居をくぐると、緑の木々の隙間からすぐに拝殿が姿を現します。この拝殿は、平安時代末期から鎌倉時代初期に造られたあと一度1611年に震災で倒壊しますが3年後に再建され、国指定重要文