青森・五所川原「太宰治疎開の家・旧津島家新座敷」ファン必訪の聖地

青森・五所川原「太宰治疎開の家・旧津島家新座敷」ファン必訪の聖地

太宰治の観光スポットと言えば、「太宰治記念館・斜陽館」が有名ですが、同じく青森県五所川原市金木町には「太宰治疎開の家・旧津島家新座敷」という“裏・斜陽館”ともコアなファンの間では呼ばれている場所があります。1945年7月に家族と共に疎開して、一年四ヶ月を過ごした家。太宰治ファンの“もう一つの聖地”、青森県五所川原市にある「太宰治疎開の家・旧津島家新座敷」を御紹介致します。JR東日本・五能線の五所川原駅に併設している津軽五所川原駅から津軽鉄道線に乗車します。津軽中里駅までの全長20.7キロメートルの鉄道で、“つてつ”の愛称で呼ばれる津軽鉄道線を北上すると六個目の駅が金木駅(かなぎえき)。太宰治が生まれ育った青森県五所川原市金木町の駅です。「太宰治疎開の家・旧津島家新座敷」はこちらから徒歩で約4分の場所となります。1922年(大正11年)長兄・文治の結婚を機に生家の離れとして建てられたのが通称「新座敷」。1945年(昭和20年)7月31日に家族と共に金木に疎開し、終戦を迎えます。その後、再び東京に出る1946年(昭和21年)11月12日までの一年四ヶ月間をこの家で過ごしたのです。元々の位置は、母屋(現在の「斜陽館