3600年前にあのポーズ?!八戸市・是川縄文館の国宝「合掌土偶」を見に行こう

3600年前にあのポーズ?!八戸市・是川縄文館の国宝「合掌土偶」を見に行こう

青森県八戸市にある八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館には、2009年7月に国宝指定された「合掌土偶」があります。この土偶の姿が、2015年に大きな話題となったラグビー五郎丸歩さんのようだと言われています。やや丸まった背中、組んでいる両手、広い肩幅、そして遠くを見つめているような表情。今回はこちらをご紹介します。是川縄文館は2011年7月に開館しています。最近では、2015年に公開された映画「ライアの祈り」でロケ地にもなりました。その歴史は古いものがあります。1920年(大正9年)に地元の泉山岩次郎、斐次郎両氏が是川で遺跡を発掘したことから始まります。その場所は是川中居遺跡と名付けられました。1961年(昭和36年)に両氏から八戸市に出土品約5000点が寄贈されます。翌年に出土品を収納、展示するための是川考古館が建設されました。その後1975年(昭和50年)に八戸市歴史民俗資料館として開館します。1999年(平成11年)から2004年(平成16年)まで是川中井遺跡において新たな考古学調査が行われました。その後2006年(平成18年)に是川縄文館と名称を改めています。そこからさらに造成工事、建築工事が行われ、20