青森県
トラベルjp<たびねす>
青森県八戸市にある櫛引八幡宮には、河童の彫刻が残されています。このように神社そのものに河童があることは珍しいことです。なぜ、この神社に河童がいるのか、その伝説に触れます。隣接する国宝館に展示、保管されている二つの国宝も見逃せません。長い歴史が山梨県と繋がっているという歴史的な経緯を含めて、こちらの神社をご紹介します。櫛引八幡宮本殿の脇障子に彫刻されています。なぜ河童がいるのでしょう。ここに面白い伝説があります。日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎が依頼を受け、八幡宮造営にやって来ました。建築の過程で間違って柱を切ってしまい、柱を川に捨てようとしました。するとこの柱が「やめてくれ」と訴えます。それに対して左甚五郎は「うるさい、ケツでも食らえ!」と言い、川に投げ込みます。これが河童となり人や馬を襲うようになります。この地では河童をメドツと呼んでいました。悪さをするのに困った村人が八幡様に祈願をします。すると鷹が現れ、メドツを懲らしめたのです。逃げようとするメドツを爪で押さえつける鷹により、メドツの頭部は禿げたと言われます。押さえつけられているメドツですが、旧暦の七月七日からの十日間だけは、自由にさせてもらったそうで