犬好き必見!!福島県須賀川からお伊勢参りに行った忠犬「シロ」の犬塚

犬好き必見!!福島県須賀川からお伊勢参りに行った忠犬「シロ」の犬塚

江戸時代から始まった伊勢神宮への集団参拝「おかげまいり(お伊勢参り)」。最盛期には日本人の6人に1人が参拝したというほどの人気でしたが、老いや病気という理由から「おかげまいり」できない主人に代わって代参した犬の話は日本各地に残されています。しかし、犬の名前や飼い主が分かるケースは珍しく、さらに石碑や犬塚等は全国に3基のみ。あなたも健気で利発な代参犬「シロ」の犬塚を見にいきませんか。福島県須賀川宿の宮先町で代々庄屋を務める市原家に飼われていた白毛の秋田犬「シロ」は、人間の言葉がなんでも分かり、買い物や用事を行なう利発な犬として町中の評判でした。市原家では毎年、当主が春の皇大神宮(内宮)神楽祭りに参拝していましたが、ある年のこと当主の綱稠(つなしげ)氏が病気になってしまい、伊勢参りを行なうことができなくなりました。さて、どうしたものかと皆で相談したところ、「シロ」に代参させようということに決まり、道中の路銀と道順を記した帳面、『人の言葉が分かるので道順を教えてあげてください。「シロ」を助けてあげてください』というメッセージを頭陀袋に入れて「シロ」の頭から下げ、伊勢神宮に向けて出立させました。市原家の人々は須賀川宿