福島県
トラベルjp<たびねす>
福島県会津地方は全国有数の蕎麦の産地であり、秋の収穫の時期に各地で「新そば祭り」が開催されます。会津では昔から婚礼などのお祝いの席で、そばがご馳走として振る舞われ、祝いの歌の代わりに「そば口上」が披露され場を盛り上げるという風習がありました。地元で愛される絶品のお蕎麦をご紹介します。会津坂下町の町はずれ、田んぼの中に一軒あるお店です。わかりにくい場所です。お店の前にその日の天ぷらの材料が手書きで掲げられています。レンコン・舞茸・かぼちゃ・立川ごんぼ(地元特産のごぼう)等。お店に入って、そばせんべい提供と共に案内されるのが、サービスの味噌汁。この日はなんと熊汁。セルフサービスです。おそばは、もりと共に「水そば」が付いています。真水にそばを付け、そば本来の味を楽しみます。田舎そばのイメージとは違った、とても細い手打ちそば。香りとのど越しお見事です。喜多方市の北西部の飯豊山ふもとの山都地区のお店。普通の民家にあがる感じで、居間で味わいます。最初に、手作り刺身こんにゃくが運ばれます。天ぷら(舞茸・饅頭等)とセットの小鉢、天つゆが運ばれ、最後にもりそば。女将の打ちたて・茹でたてで提供される、のど越しサラリの香り高い蕎麦