山神の石碑

山神の石碑

稲生川工事の第1穴堰(トンネル水路)が貫通し、1回目の仮通水 がなされる見通しがついた安政 3 年 9 月 12 日(山ノ神の祭礼日)に、 この石碑が建立された。 願主は稲生川工事の技術者達で、吉助はじめ 17 人の名が刻まれて いる。石碑は工事の貫通に感謝し、今後の工事の安全を祈願したもの である。 地元の人達が工事供養碑として祭り、大事に保存してきた。稲生川 上水工事の歴史の一部をいまに伝える記念すべき石碑である。