禅林街

禅林街

全国でも珍しい禅宗(曹洞宗)の寺院33ヶ寺が集合している地域で、一般に禅林街として知られている。老杉の参道一番奥深く構えた寺院が長勝寺で津軽家累代の菩提寺である。長勝寺は1528年、種里(西郡鯵ヶ沢)に創建され、その後二代藩主信枚が弘前城築城とともに1610年現在地に移建した。そのとき領内の主だった寺院をこの寺域に集め、城の南城の要とするとともに領内の宗教文化の統一をはかったものである。なお長勝寺には本堂のほか寛永6年(1629年)信枚が建立した三門、津軽家霊廟や御影堂などがある。