清水寺(せいすいじ)は山号を楞巌山(りょうごんざん)と称し、平安時代の高僧慈覚大師(じかくだいし)が建立したと伝えられています。もともと天台宗でしたが明治時代に浄土真宗に改宗。堂内に残されている棟札から、天正9年(1581)に建立されたことが分かっており、県内最古の木造建築として知られています。
鎌倉時代に中国から伝わった禅宗様(ぜんしゅうよう)という様式を主体として造られており、所々の彫刻には室町時代の特徴を持った文様も残されています。構造は、桁行3間、梁行3間の一重宝形造(ほうぎょうづくり)で、茅葺