南部地方えんぶり

南部地方えんぶり

「えんぶり」は、青森県南部地方を中心に行われる冬の伝統行事で、昭和54年2月に国の重要無形民俗文化財に指定されています。 田植え作業を唄と踊りで表現し、この踊りを農具の「朳(えぶり)」にちなみ、「えんぶり」と呼ぶようになったとか。えんぶりの起源には諸説ありますが、南部藩の発祥と同じ時期といわれるほど歴史が古く、いつしか豊作祈願に変わっていきました。 南部町内のえんぶりは、すべて摺りのテンポが速く動きが激しい「どうさい」系で、「えぼし」をかぶった太夫達は、音頭トリの唄に合わせて勇壮な摺りを披露します。えんぶ