三戸城は南部氏が盛岡進出以前に根拠地とした城で、城址は市街の東端、標高120mの城山の頂にある。面積は約4万平方mあり、馬淵川と熊原川の合流点を占める要害の地であった。本格的な築城は1590(天正18)年南部26代信直の手によるといわれ、1633(寛永10)年まで南部氏の本城として君臨した。現在は石垣と空堀・本丸跡などの遺構を残すのみだが、当時の資料は本丸跡の温故館に展示されている。
青森県
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