俺んちの冷蔵庫:序

俺んちの冷蔵庫:序

きっと我が家にも夢(ネタ)が何かあるに違いない。ふと思い足が向いたのは小さな冷蔵庫。 乱雑に積まれた発泡酒の陰から君は恥ずかしそうに顔を覗かせていたね。どうしたんだい?さぁ、こっちおいで。  もの心ついたときからいつもそばにいてくれたね。丸とひきわりのどちらを選ぶかでケンカもしたよね。思春期には君を遠ざけたこともあったね。 いろんな納豆が世に出回る中、結局は君に落ち着いたよ。 昔から変わらない味。昔から変わらない姿。二人だけの思い出。 これまでも。そしてこれからも。