日本史に初めて登場した南部馬将軍。正式には征夷大将軍と言いますが、「征夷」とは東日本の夷(えびす)を征伐するという意味です。大和朝廷が東国を征伐しようとした目的は、豊富な金と馬をわがものにすることにありました。この征夷事業は、約100年間にわたって断続的に実施されました。 坂上田村麻呂「土地肥沃にして馬多し。伐ってこれを取るべし」東夷(北日本)の視察を終えた武内宿禰(たけのうちのすくね)が朝廷に報告した下り『日本書記』大和時代;景行天皇の25年(西暦96年)「出羽の蝦夷87人が入朝し蝦夷馬千疋を献納す」征