鎌倉・戦国時代~武士が競って求めた南部馬今回は2回に分けて、紹介したいと思います。平安時代、みやこびとにとっての南部馬は、大きくてきれいな「観賞用」。貴族にとっては、財力を誇示するための「自慢用」として人気を博していたそうです。やがて武士の時代に入ると、戦で勝つために無くてはならない「兵器」として、南部馬がもてはやされます。自分の命をかけて、名誉と褒美を得るための道具だったわけですから、乗用馬としての優秀さが高く評価されていたわけです。源平合戦『平家物語(1177)』、『源平盛衰記(年号不詳)』 佐々木高