双式浮彫阿弥陀三尊供養石塔

双式浮彫阿弥陀三尊供養石塔

この供養塔は、幅約1.4m、高さ約1.3mで碑面を中央で左右に分け、左右それぞれの面に阿弥陀如来【あみだにょらい】を中心に左に勢至菩薩【せいしぼさつ】、右に観音菩薩 【かんのんぽさつ】の三尊が浮彫にされています。左側の三尊仏は死者を弔う追善供養【ついぜんくよう】、右側は生前に往生を願う逆修供養【ぎゃくしゅうくよう】として建立されており、いずれも 立ち姿で飛雲に乗り、一刻でも早く成仏したいという人々の願いがあらわれています。 三尊仏の勢至菩薩が持つ長い柄のついた天蓋の図柄や建立目的を示す銘文、「嘉元三年(1