鶏足山頭陀寺は宝徳元年(1449年)九州熊本の人、栽松青牛和尚によって開山された禅堂で、当時は米沢市在小桑にある曹洞宗総持寺系端竜院の末寺であった。2世より12世にわたる布教活動により北は保原、東は草野、西は立子山まで、末寺17か寺を持ち福島市平田の陽林寺と対じするものであった。(相当大きなお寺)
当寺は再三の火災によって昔の面影を偲ぶことはできないが、開基の檀那として伊達稙宗の名が大きく残っている。
延享4年(1747年)建立の山門をくぐり本堂正面の前庭に立つと、その左側の土蔵作り入母屋トタンぶきの一