八溝山

八溝山

栃木県、茨城県、福島県境にそびえる奥久慈最高峰の山岳が八溝山(1,022m)です。ここからの視界は360度東に阿武隈、西に那須連峰が一望でき、また条件の良いときは遠く太平洋や富士山まで望むことができます。 八溝山にはいくつかの伝説があり修験の山、黄金の山として崇められています。 江戸時代末期、水戸藩の過激派浪士らは尊王攘夷の旗を掲げ筑波山に挙兵しました。元治元年(1864)世にいう水戸天狗党の乱です。しかし分裂により弱体化した天狗党は、筑波山を捨て八溝山にて再決起、党の立て直しを図ったが、棚倉藩兵に囚われ