十六羅漢像は、今から200年以上も前、天明年中(1780年代)に造られたと言われています。第一尊者の背後には、「信州高遠滝口村亀右衛門泰道」の名が刻まれており、作者名の明らかな石造としては大変貴重なものです。ほぼ完全な形で現在に至っているその姿は、周囲をとりまく松の古木のかもしだす雰囲気とともに、修行僧の理想と地域の人々の信仰心を今に伝える貴重な文化財として、市の重要文化財に指定されています。
福島県
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