小高城跡

小高城跡

相馬重胤が嘉暦元年(1326)にこの城を築いた。重胤は南北朝の動乱で南朝方の北畠顕家と戦って討死し、城も奪われたが、孫胤頼が奪回している。十七代利胤が新たに中村城を築いて移ったため、この城は廃された。◎相馬重胤(?-1336)下総相馬郡生れ。鎌倉末期の大名。元亨3年一族郎党83騎と共に行方郡に移住、のち鎌倉片瀬に北畠顕家と戦い、敗れて法華堂の下で自殺。奥州相馬氏の始祖。