赤館跡(赤館公園)

赤館跡(赤館公園)

赤館は、棚倉北部標高345mの丘陵地にあり、近世棚倉城が築城されるまでは丘陵に館が築かれこの地を治めてきました。 丘陵地から眺める風景は、城下町棚倉の町並みが一望でき、また、公園の南側山麓には、「紫衣事件」で棚倉に配流された京都大徳寺の住職玉室和尚の草庵跡の碑があります。  中世の赤館に関する資料は極めて少なく、築城時期など判然としない点が多く、唯一建武年中(1334~1338年)に赤館伊賀次郎が赤館城主であった記録から、赤館はこの頃すでに築かれていたことがうかがえます。