明治32年の開園以来、花の名所として知られ、四季を通して鮮やかに咲き誇る花々を眺めながら散策したり、ボート遊びもできる。傾斜地を利用した広い園内に、椿、桜、チューリップ、ツツジ、バラが季節を追って咲き乱れ、秋の紅葉まで続く。園内にある蛇の鼻御殿は、明治末期の旧本宮町の豪農伊藤弥が自らの別荘として建築した建物。著名人の書や名画伯の障屏画など時を越え、今に伝える芸術美の数々。材質にしても自然の偉業とも言うべき現在では入手不可能な銘木ばかりで造られている。平成8年12月、国の登録有形文化財に登録された。