金売吉次兄弟の墓

金売吉次兄弟の墓

金売吉次は、奥州平泉の黄金商人で、義経を京から奥州平泉に案内した人物として知られている。承安年間(1171~1175)砂金を交易して、奥州平泉と京とを往来する途中、ここで盗賊に襲われ殺害され、里人がそれを哀れみこの地に葬り供養したと伝えられている。また、後に義経がここに立ち寄り、吉次兄弟の霊を弔い、その霊を近くの八幡宮に合祀したという。