弘前公園のすぐそばに拡がる、「津軽藩ねぷた村」のお土産売り場コーナーに一歩入ると、たくさんの金魚ねぷたがお出迎えしてくれます。
そもそも金魚ねぷたとは何か?
弘前では藩政時代、時の津軽の殿様が金魚を愛好したことから、家臣の武家たちは、殿様の意に沿うために金魚の配合に改良を重ねます。結果、津軽の金魚は「津軽錦」と称されるに至るのでした。そのため、金魚を飼うことは裕福な家の者にしかできなくなってしまったのです。
それでも、鮮やかな金魚にあこがれた津軽の農民たちは、竹を丸めて輪を作り、これを組み合わせた上に紙