単に干しただけの干し柿は、乾燥して黒く硬くなり、さらに時間が経過すると糖分の粉を白く吹くのに対して、あんぽ柿は表面がオレンジ色で、果肉は半生状態の干し柿です。
江戸時代から干し柿を作っていた五十沢地区が、大正時代に米国の干しぶどう乾燥技術である硫黄燻蒸方式(燻製を作るような工程)を導入しました。 この工程を導入することで、カビの発生を防ぎ、酸化による黒ずみを無くし、あんぽ柿独特のきれいなあめ色と柔らかな果肉、生菓子にも似た味わいを生み出します。
遠目にはオレンジ色のカーテンのようにも見える柿の干し場は