愛蔵寺の護摩ザクラ

愛蔵寺の護摩ザクラ

愛蔵寺本堂前庭にあって地面に接するほど枝を垂れ、花時には三春の滝桜のように美しい姿を見せます。 真言宗松尾山愛蔵寺の旧跡は字麓山の中腹にあり、草創以来2度の火災に遭っています。ある火災の折、秘密護摩礼が空中に飛来してこの桜の枝に留まったので、「愛蔵寺の護摩ザクラ」の名があります。 現寺跡に移って以来、樹姿、花の量が変わらないので「育たぬ桜」ともいわれています。樹種はベニヒガンザクラの一種で、4月下旬の開花期に噴水がしたたるように紅色の花をつけそれは見事です。[樹齢]推定300年[樹高]9.8m[胸高周囲]